【 WEBアプリケーションが店舗システム全体を進化させる 】

従来システム
Q 店舗サーバのWEBアプリケーション化で店舗システム全体がどのように進化するのか?
A 通常のWEBアクセスと同様に、お手持ちのブラウザのみで店舗バックヤード業務(受発注、棚卸、各種マスタ管理、売上管理、在庫管理他)が行えます。
したがって、店舗内ではもちろんのこと、店舗外からもインタネットを通じて各店舗の業務管理が行えます。
店舗内LAN範囲のみで、店舗バックヤード業務が可能です。
また、各クライアントマシンに対し、業務アプリのインストール、バージョンアップ等管理を行う必要があります。
Q 本部から直接、各店舗の業務管理、売上管理が行える?
A 通常のWEBアクセスと同様に行えます。
店舗サーバのWEBアプリケーション化により、本部及び他店舗から直接、各店舗サーバにアクセスし、逐次売上情報が確認できます。
また、POSから店舗サーバまでの売上情報のアップロードのタイミングを短縮すればするほど、リアルタイム性に富む売上情報が、全店舗・本部で共有できます。
POSで発生した売上情報は、各店舗内でとりまとめた後、店舗サーバからバッチ処理形式で取り込み、ようやく本部で参照可能となります。
また、店舗サーバからの売上情報のアップロードのタイミングを短縮し、リアルタイム性を向上させればさせるほど、店舗数及び売上商品数が増えるに従い、本部のWAN/LAN帯域が圧迫され、他の業務に対し支障をきたすおそれがあります。
Q 本部、他店舗から、各店舗の在庫情報も確認可能?
A 店舗サーバのWEBアプリケーション化で最大のメリットは、各店舗のリアルタイムな在庫情報が確認できることです。
そのため、本部から各店舗に対して、欠品、余剰在庫等に対する指示が迅速かつ的確に行えます。
また、店舗間の商品移動の場合、他店舗の在庫数を確認できるため、本部からはもちろん店舗間どおしでもスムーズに行えます。
各店舗でのリアルタイムの在庫管理は、各店舗にてほとんど全てを委ねられており、本部、他店舗から見た場合、不透明度がきわめて高いと言わざるをえません。
そのため、店舗間での商品移動の際は、移動元店舗を割り出すための在庫確認作業に多大な時間と労力が割かれてしまいます。
Q 仕入先からも各店舗の発注、検品情報の確認可能?
A もちろん可能です。
仕入先では、インタネットに接続可能な環境さえあれば、発注内容をWEBで直接確認できるため、正確な受注数が把握できます。(仕入先オプション機能)
すなわち、仕入先、各店舗共に、インタネット接続のみの設備投資で、EOS機能が構築可能となります。
また、店舗での検品作業と同時に、仕入先でも検品数、発注数との誤差がリアルタイムで確認でき、発注・検品精度が高まることが期待されます。
発注手段は、EOS、FAX、電話等に限られます。
特に、FAX、電話等による発注は、発注ミスの大きな要因になっています。
また、仕入先では、納品を行った後は、店舗での実際の検品数との差異等をすぐに把握することができません。
Q セキュリティは(特にインタネットに対する)?
A インタネット上でデータを扱う以上、絶対に100%安全とは言い切れません。
しかし、インタネットショッピング等で使用されているデータ暗号化(SSL通信)機能により、暗号化されたWEBの内容を解読するのは、不可能に近いと言ってよいでしょう。
また、ユーザID、パスワードによりログオン管理を行っており、さらに、画面に対するアクセス権をユーザグループ単位で設定可能なため、安心してご利用いただけます。
店舗内LANで構成されているため、社外からのセキュリティに対しては特に問題ありません。
また、社外とデータ通信を行う場合は、専用線によるシステム間通信の形態が多くとられているため、セキュリティ面では問題ありません。
Q 店舗〜本部システムとの関係に変化は見られる?
A 各店舗から本部にアップロードしている各種データ(売上、発注、仕入検品、社内伝票、棚卸等)は従来どおり本部送信します。(上位接続オプション機能)
しかし、本部から各店舗の業務情報を直接参照、更新可能になるため、データ発生時点の生データを本部送信する必要はありません。
各店舗の詳細なデータは店舗サーバにアクセスすれば得られますので、本部システムでは、店舗毎の集計後の送信データを用いて、各店舗の一覧、比較、総数の把握が基本となります。
全てのデータを本部システムで管理しなければならないため、各店舗のデータ発生時点の生データが必要になります。
すなわち、店舗と本部で、データそのものの共有化ではなく、同一データを二重管理する必要があります。
Q 上記により本部システム要件に変化は見られる?
A 上記により、店舗数、取扱い商品数が増加すればするほど肥大化しがちな本部システムの、スリム化、多機能化が図れます。
本システムは、発注伝票・各種伝票作成(伝票番号発番)、棚卸在庫金額計算・管理、損益計算書上の売上高・売上金額計算・管理機能を標準で有していますので、各店舗サーバで処理を分散化させ、本部システムのスリム化、負荷軽減を図れます。
さらに、店舗、本部で同一画面にアクセスすることにより、指示・指導が容易になり、各店舗〜本部間の連携が密になります。
全店舗数分のデータから、発注・各種伝票作成(伝票番号発番)、棚卸在庫金額計算・管理、損益計算書上の売上高・売上金額計算・管理を行うため、システム規模、要件、管理コストが肥大化しがちです。
また、店舗と本部では、システムが異なるため、店舗からの問合せ、店舗への指示・指導用窓口(店舗システム)を用意する必要があります。
また、店舗システムの改修、刷新の毎に集合研修等が必要になる場合もあります。